3級FP技能士試験 過去問題 解答・解説

2011年9月 実技試験 個人資産相談業務
 

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解答 1


障害基礎年金に関する問題です。障害基礎年金には、初診日の属する月の前々月までに国民年金の全被保険者期間のうち、保険料納付期間+保険料免除期間の合計期間が2/3以上であること、または、初診日の属する月の前々月までの直近1年間のうちに保険料滞納期間がないこと という保険料納付要件がありますから、正解肢(誤りの記述)は、選択肢1番ですね。遺族基礎年金も同様の保険料納付要件がありますから、あわせて覚えておくようにしましょう。






解答 1


障害基礎年金に関する問題です。障害等級1級に該当する場合の支給額は、2級に該当する場合(7889000円)の1.25倍となっています。したがって、正解肢(正しい記述)は、選択肢1番となります。ちなみに、障害厚生年金で1級の場合は、老齢厚生年金の報酬比例部分相当額(2級の場合の支給額)の1.25倍となっています。基礎でも厚生でも、2級に該当する場合ということには変わりませんから、3級FP技能士試験対策としては、とりあえず、障害等級2級に該当する場合の支給金額から、学習していくようにしましょう。



☆ 参考 3級FP技能士無料ポイント講座ライフプランニングと資金計画 


     第16回 FP試験 障害年金の学習ポイント






解答 3


妻に支給される遺族基礎年金に関する問題です。遺族基礎年金は、死亡した者と生計維持関係にあった子または子のある妻に対し、支給されるもので、支給対象者となる妻に、生計維持関係にある18歳到達年度末までの未婚の子または、障害1.2級に該当する20歳未満の未婚の子がいる場合は一定金額が加算されます。


資料を確認すると、この妻には、遺族基礎年金でいうところの子供が2人いますから、とりあえず、加算の計算式がない選択肢1番は、この段階で消去ですね。


で、問題は、ここからなのですが・・・3級FP技能士試験としては、ちょっと厳しいですね・・・。妻が受け取る子の加算額は、子供が2人までは、227000円、3人目から75600円となっていますから、加算される額は、


227000円+227000円


なのです。したがって、正解肢は、選択肢3番となります。ま、選択肢2、3で迷って間違えたのなら、仕方なしです。とりあえず、選択肢1だけは選ぶことのないように学習しておいてくださいね。






解答 3


ポートフォリオ理論に関する問題・・・じゃなくて、相関係数に関する問題ですね。相関係数とは、2つの対象物の関連性を示したものです。ポートフォリオ理論では、複数の投資対象が、互いに補い合う(片方があがれば、片方が下がる)関係が良いとされていますから、ここに関係してこの相関係数のお話しがよく登場するのです。


数学的に解釈しようとすると、少し難しいお話になってしまいますが、3級FP技能士試験対策としては、相関係数が、


1なら、一緒に動く


0なら、無関係に動く


−1なら、真逆に動く


ということだけおさえておけばOKです。よって、正解肢(誤りの記述)は、選択肢3番ですね。選択肢2番(正しい記述)については、以下のように具体例を考えてみるとわかりやすくなりますよ。気になる方は、以下をよく読んでおいてくださいね。



☆ 参考 ポートフォリオ理論におけるリスク軽減の簡易例


投資対象 8月 9月 10月 11月 毎月の値動き
A株 200円 150円 200円 150円 ±50円
B株 50円 100円 50円 100円 ±50円
A株+B株 250円 250円 250円 250円 ±0円


このような値動きをするA株とB株があるとした場合、A株だけ、あるいは、B株だけ購入した場合は、毎月50円の値動きにさらされることになりますが、A株とB株に対し、1:1で投資した場合は、値動きはゼロとなります。これが、資産の組合せ方によるリスク軽減効果の簡易例です。これを実現するためには、A株とB株のように逆の値動きをする資産の組合せを選ぶ必要がありますから、ポートフォリオ理論では、相関係数がよく登場するというわけです。






解答 3


外国債券型投資信託・・・じゃなくて・・・債券の格付けに関する問題です。債券の格付けについては、3級FP技能士試験対策として覚えておいたほうが良いですね。格付けとは、債券の発行体(国や企業など)の信用状況をランク付けしたもので、一般的には、AAA(最も安全)〜D(最も危険)で評価され、BBB以上の評価の債券を投資適格債、BB以下の債券を高利回り債(ハイ・イールド・ボンド)または投資不適格債(ジャンク債)といいます。


したがって、正解肢は選択肢3番となります。


なんで、わざわざ、BB以下の危険な債券を買うのさ?


と疑問に思われている方もいらっしゃるかもしれませんが、安全性が高いということは、言い換えると、利息も値上がり益もあまり期待できないということ。リターンを得るためには、やっぱり、多少のリスクはとっていかざる得ないのです。


また、以前は、高格付けだった日本をはじめとする主要先進国の債券の格付けも今や転落の一途であることは、皆様がご存知の通り・・・。当然のことながら、時代とともに、格付けは変化するものですから、今の格付けが良いから、10年先も安心というわけではありませんし、今の格付けが悪いから10年先も駄目だというわけではないのです。格付けは、あくまで参考資料のひとつであり、絶対的なものではありませんから、誤解しないようにしてくださいね。






解答 2


債券の利回り計算に関する問題です。利回り計算の基本的な考え方は、3級FP技能士試験対策として必ずおさえておくようにしましょうね。考え方を!ですよ。公式丸暗記してください。ではありませんから、ここ、間違えないように!


応募者利回りでも、所有期間利回りでも、最終利回りでも、基本的な考え方は、み〜んな一緒。これらは、どの利回りでも、


1年間の収益の合計/投資金額 × 100


の考え方により計算されますから、各公式を丸暗記する必要がないのです。この問題の場合は、


1年間分の利息としてもらえる金額の儲け = 100円 × 1.2% = 1.2円


1年間分の購入金額と戻ってくる金額の差額分の儲け = (101.5−99.5円)/2年 = 1円


1年間分の収益の合計 = 1.2円 + 1円 = 2.2円


ですから、先の考え方に沿って計算していくと


2.2円/99.5円 × 100 = 2.211055・・・% 


→ 少数点以下第2位を四捨五入 = 2.2%


となります。必ずこの計算は、できるようにしておいてくださいね。



☆ 参考 3級FP技能士無料ポイント講座 金融 


     第6回 債券の利回り計算






解答 2


所得税の総所得金額を求める問題ですが、実質的には、損益通算の注意点に関する問題ですね。不動産所得の赤字金額について通算する場合、赤字の金額のうち、土地の負債利子分は、損益通算をおこなうことができません。


この問題では、不動産所得−50万円のうち、20万円が土地の取得のための負債利子となっていますから、損益通算できる赤字金額は、−30万円のみ。よって、総所得金額は、


700万円 − 30万円 = 670万円


となります。損益通算については、損益通算できる所得の種類をおさえておくとともに、この例外のお話しにも目を通しておくようにしましょう。



☆ 参考 3級FP技能士無料ポイント講座 タックスプランニング 


     第10回 損益通算とは?






解答 1


平成23年分の配偶者控除と扶養控除に関する問題です。妻は所得はないということですから、配偶者控除の適用があり、その金額は、38万円です。ここまでは、良いと思うのですが、扶養控除については、平成23年分より改正が入っていますから、昔の知識で解答してしまうと、アウト!


平成23年分の扶養控除は、


15歳未満の子供 → なし、0円。


16歳〜18歳までの子供 → 38万円


となっていますから、この問題の場合は、


38万円 + 38万円 = 76万円


の算式が正解肢となります。こういう重要ポイントの改正は、見逃し厳禁!!!3級FP技能士試験対策として、必ずチェックしておくようにしましょう。



☆ 参考 3級FP技能士無料ポイント講座 タックスプランニング 


     第13回 扶養控除の学習ポイント






解答 1


所得税の青色申告に関する問題です。これは、秒殺したい問題ですね。いくらなんでも、青色申告制度の特典のうち、最も有名な青色申告特別控除の最高額を覚えていないというのは、駄目ですよ。最高控除額は65万円です。よって、正解肢(誤りの記述)は、選択肢1番ですね。青色申告について、全部をしっかりおさえるのは厳しいにしても、せめて代表的なお話しぐらいは、しっかりおさえておくようにしてくださいね。



☆ 参考 3級FP技能士無料ポイント講座 タックスプランニング 


     第18回 青色申告とは?






解答 1


登記事項証明書に関する問題です。少し3級FP技能士試験としては、細かいお話しも混ざってはいますが、正解肢(正しい記述)のお話しは、出来ればおさえておきたいところです。登記事項証明書を取得するのに、資格は不要ですよ。司法書士さんに頼むことが多いのは、あくまで現実社会の便宜上なのです。その他の記述の解説については、以下のとおりです。3級FP技能士試験対策的には、それほど重要とは思えませんが、上の資格を目指す方は、ついでに読んでおくようにしましょう。


選択肢1 正しい記述です。


選択肢2 誤りの記述です。基本的には、建築物に対する規制は、都市計画図で調べることができます。


選択肢3 誤りの記述です。登記事項証明書に掲載されている面積は、必ずしも正確なものとは限りません。ですから、売買をおこなう際には、あらかじめ、公募取引(登記記録上の面積を基準に売買すること)でおこなうのか、実測取引(実際の面積で売買すること)でおこなうのかを決めておくのです。




                        




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